2013年3月27日

日本が世界一「貧しい」国である件について

著者のMay_Romaさんご自身からの前評判に劣らず痛快でためになる内容で、今朝方iPadのKindleアプリにダウンロードしてから一気に読み切りますた。

実際に読む前は単にTogetterというつぶやきをまとめをうまく繋いだ内容かと思っていましたが(スミマセン!)、1冊の本として主張がぶれず明快かつ具体的な記述。ところどころに、自称(?!)Twitter芸人ならではのオチも用意されており緩急がついていて非常に読みやすかったです♪

1点、何故日本が貧しくなってしまったか。つまり
「なぜ日本人は変われないが故に諸外国に比べて後塵を拝す、少なくとも海外からみて可哀想な国と思われる程度に落ちぶれてしまっているか」
という点(言葉尻で判断されたくないんですが)。

平たく言えば「平和ボケ」、本書の言葉を使えば「ナイーブ」(←バ○って意味よ)、ていうのが自分の理解ですが先日観た動画ともリンクしているかなとも思いました(下記の動画の24分以降):






標語的に言えば「他人の話を聞いてない」ということ。この「他人」とは「自分と異なる意見を言う人」という意味。

「他人」と話しているように見えて、自らの内なる規範と照らしてみて異なるものを受け入れようとしない、つまり聞いてない。外国人然り、考え方が違う人然り。
コミュニケーションを通じて相手を受け入れているように見えて、正味自らに都合が良い部分のみ受け入れ、反対意見を言おうものなら即座に村八分。

イジメもこの構図ですね。動画にもありますが、誰かがイジメられている最中、

「その子をイジメるのをやめろよぉ」

なんて言おうものなら、言った本人が翌日からイジメの対象となる、という(涙)

数年前、とあるIT企業が英語を公用語化すると宣言しました。勿論、グローバル化を標榜するなら社員が英語が出来るようになる、もしくは外部から英語が出来る人を入れるのは大事だと思います。(やり方云々の話は、今は取り敢えず横に置いておきます)
が、この国に限って言えば、仕事をする上でそんなことより本質的に大事なのは、「他人、つまり価値観の異なる意見を理解する」ことじゃないですかね。

「他人」を理解できないからこそ、「他人」への説明もままならず、自らの立場を振り返る機会すら自ら潰してしまう。ちょっと説明が口足らず(筆足らず?)な感じもしますが、本書を通読すればその意図は理解して頂けるかと思います。


私事で恐縮ですが学生の頃は数学を専攻しておりました。分野こそいろいろありますが、まさに「自らの外の対象たる数字」を扱うことがベースです。喩えとして適切か分かりませんが、個人的には、その「外を受け入れる」姿勢が根っこで曲りなりにも外国語も好きになったのかなー、なんて思ったりしました(笑)


最後になりますが、この本は「当然」ていう言葉を頻発する日本人にこそ読んでほしい1冊です!だって、「当然」という言葉は自らの前提を意識する機会を奪いがちですから。