2014年2月15日

「食品業界は今日もやりたい放題」


videonewsに、筆者の小籔さんが出演されているものを拝見して気になって読んでみました。
無駄に不安を煽る内容というよりかは、事実を捉えて無理なくうまく付き合っていく方法を探る、というのが現実的、、という感じでしょうか。

実際、本書の中でも「添加物を完全にゼロにすることは無理」、番組内でも「しかし、少しでも身体に添加物を減らすほど身体へのリスクもその分減ります」という内容のことを言っていました。

この本の論点を1つに絞るならば「安全性が確かめられていない」ものにどこまで神経を尖らせる必要があるのか、という点に集約されると思います。
帯には「この実体、放射能よりよっぽど恐い!」とある通り、日々口にするもの、というリアリティから逆算するだけの(時間的・金銭的な)コストを支払うかという点でしょう。

著者が食品業界の研究員ということもあり、食品添加物自体の化学的な危険性から始まり、食品表示が如何に「ザル」であるかが具体的に記述されています。
厚生労働省などのオカミが関わる構造的な問題ですね。いつの時代も政府の対応は時代に即していないと割り切る方法もありますが、この本が提示している問題は日常の問題であるが故に根が深いと捉えるべきでしょうか。

「外食で時間を節約する」こともビジネス書で謳われていたりしそうですが、この本を読んでみると甚だしく片手落ちだな、、、なんて思ったり。

一個人が普段の生活の中でできることは限られていますが、まずは知ること、そして食品表示にきちっと目を向けるところからでしょうか。。

露悪的に語るつもりはありませんし、それ相応の化学の知識が無いと正確に理解することは難しいかも知れませんが、「知る」ことに一歩踏み出そうという方はどうぞ。